旧年中は皆さまには大変お世話になりました。
無事に2023年度、年末の個展もご好評のうちに終えることができ、感謝いたしております。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、新潮社の1月新刊、宇能鴻一郎先生の傑作短編集『アルマジロの手』に、私の作品を採用いただいております。先生の作品の表紙を飾らせていただくのは、『姫君を喰う話』に続いて二度目となりました。
キャッチコピーの通り、まさに「ただならぬ」作品が読者を非日常の陶酔へと誘う傑作ぞろい。先生の筆力の素晴らしさには圧倒されます。すでに全国の書店やネットで販売が始まっておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。先生の描くただならぬ官能の世界に、私の絵が少しでもはまっておりましたらうれしい限りです。
宇能鴻一郎傑作短編集『アルマジロの手』
ただならぬ陶酔がここにある。このうえなく甘美で哀しい官能の極みを短編に昇華させた七編。
彼は「手が……アルマジロの手が」というばかりだったのです――。不気味な緊張感を孕む怪奇な作品「アルマジロの手」、美しい姫君に恋をした狸の哀切「心中狸」、むさぼり喰らう快楽にとり憑かれた男の無上の幸福「月と鮟鱇男」の他、「海亀祭の夜」「蓮根ボーイ」「鰻池のナルシス」、そして甘美な爛熟世界に堕ちた男を描く傑作「魔楽」を収録。官能の深みと生の哀しみを短編に昇華させた七編。
新潮社公式サイトより
※試し読みも可能です。
※宇能鴻一郎傑作短編集の第一作目、『姫君を喰う話』については下記をどうぞ。
使用していただいた作品は版画も販売中です
使用していただいた作品はこちらになります。
タイトル「吸血娘 陰 哂」
こちらの作品についてはありがたいことに原画はすでに売れてしまっておりますが、画廊さんの方で版画を少部数作っていただいております。ご興味をもってくださった方は、下記サイトもご覧くださいませ。
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